ガールズバーの仕事内容や給料相場を解説！時給3000円や4000円は嘘？

ガールズバーってどんなところ？

ガールズバーは、お客様がカウンター越しに女の子との会話を楽しみながらお酒を飲む、バー形態の飲食店です。

ガールズバーは、キャバクラなど風俗営業許可のある水商売と混同されがちですが、業務形態は飲食業に該当し、接待営業はNGとされています。

ガールズバーの平均時給は一般的に2,000円前後といわれていますが、地域やバックの種類・還元率などによって稼げる金額は大きく変わります。

【ガールズバーの時給相場】
都心部：2,500円
地　方：1,700円

そして時給が高いお店は、比例してバック率も高くなる傾向にあるため、より稼ぎやすい環境といえるでしょう。

バックの種類	金額の相場
ドリンクバック	100円～200円 または、ドリンクの金額の10％
フードバック	100円～300円 または、フードの金額の10％
ボトルバック	ボトルの金額の10％～20％
指名バック	1人あたり500円～1,000円 そのお客様の売り上げから〇％
キャッチバック	1人あたり300円～800円 そのお客様の売り上げから〇％

時給の高さも重要ですが、どんなバックが用意されているかはお店によって様々なので、自分の長所が活かせるお店を選ぶのがガールズバーで稼ぐポイントになります。

また、ガールズバーのお給料は一般的なアルバイトに比べれば高額とはいえ、正直に言って稼げる金額はキャバクラやラウンジの方が圧倒的に高いです。

しかし、はじめて夜の仕事をする人や、同伴やアフター、営業などで自分の時間が削られることに抵抗がある人は、まずはガールズバーで夜の世界をのぞいてみるといいでしょう。

夜の世界で働く理由は人それぞれですが、ほとんどはお金のためといっても過言ではありません。

収入の高さはもちろん第一に考えたくはなりますが、プライベートとの兼ね合いや働きやすさも重要なポイントです。

仕事も生活の一部！夜のお店で働くなら自分に合ったお店を選びましょう！

ガールズバーとは

そもそもガールズバーって何するの？

ガールズバーとは、女性キャストがカウンター越しにお客様にお酒を提供し接客する、バー形態の飲食業です。

ガールズバーは他の水商売とは違い「飲食店」なので、風営法における風俗営業の許可を取っていない店がほとんどです。

しかし、同伴や指名制度を導入している店は、風俗営業の許可を取得して営業しているといえます。※1

ただ、風俗営業許可を受けている場合、今度は深夜営業がNGとなるため、指名制度があり朝方まで営業している店は何かしら違反している可能性があります。

ただ、そのあたりはグレーゾーンとなっているようです。※2

※1※2参照：風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律

参考までに、他の水商売の業種との違いをみてみましょう。

項目	ガールズバー	キャバクラ	風俗系
接客 スタイル	カウンター越し	隣に座る	密接
衣装	私服 お店の制服 その他イベントによる	ドレス スーツ その他イベントによる	着衣なし コスプレ その他オプションによる
指名制度	なし	あり	あり
飲酒	あり	あり	飲酒・酒気帯び禁止
給料	時給＋各種バック	時給＋各種バック	接客数＋各種バック

ガールズバーは基本的には指名制度はなく、すべてのお客様に同じように接客するので、お給料の歩合給はドリンクバックが中心となります。

また、接客時の衣装もお店によって様々です。

働くお店のコンセプトやイベントによって、彼シャツ・バニーガール・水着など、露出度が高めな場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

ガールズバーでの仕事ってどんな感じ？

ガールズバーは普通のバイトをするより稼げるけど、気軽に始められる分、他の夜職に比べればお給料は安めです。

しかし、ガールズバーはカウンター越しでの接客なので、夜職でありがちなしつこく触ってくるようなお客様とは関わらずにすむため、人と話すことが好きな人には向いている職種といえるでしょう。

仕事の内容

ガールズバーは、店長を軸に黒服（ホールスタッフ）・キャストで成り立っています。

お客様をメインで接客するキャストは、ガールズバーなのでもちろん女性ですが、黒服にも女性が雇われていたり、キャストが黒服の仕事も兼ねている場合も多いです。

なかには、「お酒のことは何もわからないけど大丈夫？」という人もいるかもしれません。

しかし、だいたいは焼酎やウイスキーを炭酸などで割るようなシンプルなものが多く、作り方も最初に教えてもらえるので心配はいらないでしょう。

女性キャストの基本的な仕事の流れは上記のとおりですが、黒服がいるお店では説明やドリンク作りは任せて、キャストは主にお客様を会話で楽しませることに集中できます。

ガールズバーのお客様は、かわいい女の子と楽しくお酒を飲みたいという人が多いです。

そのため、ガールズバーで働くには容姿もある程度は大切ですが、「一緒に話していて楽しい」「場を盛り上げるのが上手い」といったことがとても重要なポイントになります。

ガールズバーは女性のお客様も多いので、会話が楽しければ友達感覚で遊びに来てくれることも！

また、基本的に接客は1対1で行いますが、お店の混み具合によっては1人で2～3人のお客様のお相手をしたり、2人で1人のお客様に付いたりということもあり、その場に応じた対応が求められます。

ガールズバーは、水商売の中でもとくに「会話」がメインとなるので、コミュニケーション能力が高い人には向いている仕事といえるでしょう。

さらに、会話が盛り上がれば「一緒に飲もう！」と、ドリンクを進めてくれることも多いので、お給料に加算されるドリンクバックを稼ぎやすくなります。

お酒が弱くて心配な人は、自分の分は薄めに作ったりもできるので大丈夫ですよ！

給料の仕組み

ガールズバーのお給料は、一般的に時給＋歩合（バック）です。

時給は働いた時間による対価、歩合は接客している女の子のドリンク代などの10％ほどがお給料に加算されるシステムとなっています。

さらに、バックの種類は数多くあり、女の子が頑張った分だけ稼げる仕組みになっているのがポイントです。

バックの種類	内容
ドリンクバック	お客様にドリンクをいただいた場合
フードバック	お客様にフードをいただいた場合
ボトルバック	お客様がボトルを入れた場合
指名バック	お客様に本指名・場内指名をいただいた場合
キャッチバック	自身で客引きをしたお客様が来店された場合

上記は、すべてのお店が適用しているわけではなく、還元率もお店によって違うので、問い合わせや面接の際に詳しく聞いてみるといいですよ。

ガールズバーにおいて指名やキャッチは本来NGだが、実際は行っている店も多いのが現状。

また、税金や雑費など、お給料から差し引かれるお金に関しては求人には書かれていないので、実際に働く前にしっかり確認しておく必要があります。

ガールズバーの時給は夜職の中では低めですが、歩合給がある分、居酒屋やコンビニの深夜帯で働くより割は良いといえるでしょう。

給料から引かれるもの

ガールズバーのお給料として実際に受け取る金額は、もちろん働いて得たプラス分だけではありません。

お給料からの控除があるのはガールズバーも同じで、お給料として収入を得る以上は当然税金が掛かってきますし、他にも様々な名目で差し引かれる可能性があります。

引かれるお金	内容
所得税	法律で決められている税金で、源泉徴収税とも記載される
雑費	光熱費、水道代、トイレットペーパーなどの消耗品
衣装代	制服貸し出しの場合は衣装のクリーニング代
名刺代	キャストの名刺を作成する場合の料金
送り代	終電後など、営業後は自宅付近まで車での送りがある場合

上記は一例で、他にも細かく設定されているお店もあるかと思います。

そんななかでもなるべく出費を抑えたいなら、制服貸し出し無料のお店や送迎無料としているお店もあるので、時給や歩合などのプラス面だけでなく、そこから引かれる金額にも目を向けておきましょう。

また、税金は仕方がないとしても、その他の諸経費については、本来女性キャストが負担するものではない場合もあるので、天引きされる項目は入店を決める前にしっかり詳細を確認しておきたいですね。

給料（時給）の相場や実際の平均月収

ガールズバーのお給料は、時給に加えてバック（売上金の一部がお給料に加算される金額）を上乗せした合計になります。

バックの種類には、女の子のドリンクやフード、ボトルなどお客様が注文した金額が還元されるもの、指名・キャッチなど来店したお客様1人あたりいくらなど、お店によって様々です。

ガールズバーの平均的な時給は2,000円前後で、ドリンク1杯につき100円ほどが相場。

「ドリンク1杯でそんなものなの？」と思われるかもしれませんが、ガールズバーでは1人のお客様の接客は20分ほどとなることがほとんどです。

そのため、時給が2,000円として単純に1時間に3人お話しして1杯ずつ乾杯すれば、その時間の時給は2,300円になります。

このように、バックは個でみれば小さなものですが、積み上げていくことで大きな収入に成り得るものです。

お店を選ぶ際は、時給の高さだけでなく、バックの種類や還元率もしっかり確認するといいですよ。

平均時給の相場は2000円前後

ガールズバーの平均時給は2,000円前後が相場といわれています。

もちろん地域差はあり、東京などの都市部や好立地な場所では時給は高くなる傾向にあり、2,500円～3,000円ほどのお店もあるでしょう。

また、そのお店で働いている女の子全員が同じ時給とも限りませんし、お店によっては頑張りに応じて特別手当が出ることもあります。

ガールズバーも一般的な仕事と同じように、お店にとってプラスになる人材にはより多く還元している傾向にあります。

ただ、なかには求人では「働きやすい！」「高額バック！」などの文句を載せているのに、いざ入店してみるとお店の利益ばかり重要視して、働く女の子のことを考えてくれていないお店も多いです。

ですが、こればかりは実際に働いてみないと分からないところもあるので、SNSでの情報や口コミを探してみるのことをおすすめします。

ガールズバーも体験入店のシステムがあるので、在籍している女の子に話を聞くのもいいですよ！

バックの種類と相場

バックとは、売り上げ金の一部が時給以外に上乗せされるシステムです。

何のバックが用意されているかは、働くお店によっても様々なので入店前に確認しておきましょう。

バックの種類	内容	金額の相場
ドリンクバック	お客様にドリンクをいただいた場合	100円～200円 ドリンクの金額の10％
フードバック	お客様にフードをいただいた場合	100円～300円 フードの金額の10％
ボトルバック	お客様がボトルを入れた場合	ボトルの金額の10％～20％
指名バック	指名をいただいた場合	500円～1,000円 そのお客様の売り上げから〇％
キャッチバック	自身で客引きをしたお客様が来店	300円～800円 そのお客様の売り上げから〇％

上記のうち、どのお店でも共通して取り入れられているのはドリンクバックで、お店によってはその1つのみということもあるでしょう。

ドリンクバックの金額は小さくみえるかもしれませんが、塵も積もれば結構な収入になりますし、ボトルバックがあるお店では、ボトルを入れてもらえれば1本で1,000円～2,000円のプラスになることもあります。

とはいえ、実際にガールズバーのバックは、キャバクラなど他の水商売に比べて種類が少なく還元率も高くはないです。

しかし、ガールズバーはあくまでも「バー」であり、お客様に提供する料金が低めに設定されているため、こればかりは仕方のないことといえます。

自分に合ったバックが用意されているお店を選び、無理のないように稼ぎましょう！

平均月収シミュレーション

それでは、ガールズバーで実際に働いた際のお給料を、条件別にみていきましょう。

月収＝日給（時給×勤務時間）×週〇勤務×4週＋各種バックとしています。

※ひと月を4週、所得税10％として計算

ガールズバーは他の水商売と比べて稼ぎが少ないと言われますが、一般的なアルバイトに比べればやはりしっかり稼げる仕事です。

さらにこうしてみると、時給の高さはもちろんですが、バックによる収入が大きいことがわかります。

働くお店を選ぶ時、どうしても時給の高さに目が行きがちですが、バックの種類や還元率も考慮し、引かれるものはなるべく少ないお店を選びたいですね。

どのお店も時給が簡単に変動することはないので、それ以外のところでどれだけ頑張れるかが勝負になりますよ！

やめたほうがいいガルバあるあるや注意

ガールズバーで働こうと考えている人は、一般的な仕事よりも短時間で高いお給料をもらえることに重点を置いていますよね。

仕事を選ぶ基準として、収入を一番に考えるのは当然ですが、いくら高収入であっても続けられなければ意味がないので、自分が働くお店は慎重に選びたいところです。

多くの人は、お店を探す際にまず求人情報を見ると思いますが、当然求人には魅力的なポイントしか書かれていません。

求人情報がすべて嘘とまでは言いませんが、時給が盛って書かれていたり、ノルマや営業は無いと書かれていたのに、いざ入店したらノルマを課せられたりということもあり得ます。

実際には働いてみないと分からい部分もありますが、最低でも上記の項目をしっかり調べることで、損をしたり嫌な思いをする可能性は減らせるでしょう。

すでに悪質店に入店してしまった場合は、早めに見切りを付けることをおすすめします！

求人の時給が嘘

ガールズバーの求人を見ていると、思わず応募したくなってしまうような高時給や好待遇が大々的に書かれていたりしますよね。

しかし、そんな簡単に高いお給料をもらえるわけではないことを知っておきましょう。

高額求人のなかには、繁華街にある人気店だったり、何店舗も系列店がある大きなお店だったりして、少数ですが本当に高い時給で働けるところもあります。

相場より高い金額が提示されている求人は、内容をよく確認するようにしましょう！

給料が低い＆支払われない

あれ、なんかお給料少なくない？

ガールズバーで働いていてお給料ををもらった時に、思っていた金額よりも大幅に少なかったという人もいるでしょう。

その場合考えられるのは、「もらえると思っていた時給が実は条件付き」だったか、「給料から天引きされる金額が大きすぎる」の2点です。

給料から引かれるものについては、必要以上に金額を割り増ししていたり、諸経費や雑費などと称して、本来ならば請け負う必要がない費用までも天引きしている可能性があります。

時給に関しては、そもそも求人の時給が嘘を書いているに等しい場合も多いので、問い合わせや面接時にしっかと確認する必要があります。

なかなかお給料払ってくれないんだけど…

お給料未払いの問題を抱えている話もよく聞きますが、とくに多いのは辞めるとなった場合にそれまでの働いた分が支払われないという事例です。

お店に話してもうやむやにされたり、なかなか聞き入れてくれない場合は自分から行動を起こしましょう。

上記の方法でもどうしても解決しない場合は、簡易裁判所で手続きを取ることもできますが、費用も掛かるうえにそこまで大ごとにしたくないという人がほとんどです。

どちらにせよ、行動を起こすには根拠となるものが必要になるため、自分が働いた時間や内容をメモに残しておくようにしましょう。

このように自分が損をしてしまうのを避けるためにも、働いているお店で少しでも怪しい部分があれば説明を求め、おかしいと判断したならすぐに辞めることをおすすめします。

ノルマや営業勧誘が厳しい

ガールズバーにおいて、無断欠勤や遅刻に対して罰金があるお店は多いですが、女の子にノルマを科したり無理な営業をさせたりするお店は少ないです。

とはいえ、なかにはそんなお店が存在するのも事実なので、お店の方針を早めに見極める必要があります。

ただ、お店側も女の子にはどんどん来てほしいので、求人でも面接でもノルマや営業のことは話さないですし、何なら「ノルマ・営業いっさい無し！」と謳っていることも多いでしょう。

どういうお店なのかは、実際のところ働いてみないと分からない部分は多々あります。

働いてみて割に合わないと感じたら、早めに見切りをつけて違うお店を探すのがいいでしょう。

客層が悪い

どんなにお店の対応がよくても、メインはお客様とお話しすることなので、面倒なお客様やっかいなお客様ばかり相手にしていると気が滅入ってしまいますよね。

ガールズバーを利用する人は、2軒目3軒目に立ち寄る人が多く、すでにお酒が入っている状態なので、酔っ払った男性客が女の子にしつこく絡んできたりと迷惑になることがあります。

すべてのガールズバーがそうではありませんが、料金が安いお店では誰でも飲みに行けるという気軽さから、客層が良くない傾向にあります。

逆に客単価が高めのお店では、ルールやマナーを守って楽しく飲んでくれる人が多いですよ。

迷惑なお客様がいたとしても、お店のスタッフがしっかり注意してくれればいいのですが、見て見ぬふりをしたり対応を女の子に任せたりするお店では安心して働けませんよね。

とはいえ、こちらも働いてみないと実際のところはわからないのですが、入店する前にお店のSNSや口コミを見たり、周囲のお店の客層を調べたりすると、ある程度お客様の傾向が読めるかもしれません。

ガールズバーに関するよくある質問

最後に、ガールズバーで働くにあたって多くの人が抱える疑問についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

まず理解しておきたいのは、ガールズバーはキャバクラなどとは違い飲食業に分類されることです。

よって、ガールズバーでは隣に座って1対1で長時間会話するような接待業務はしませんし、基本的には指名や同伴などの制度もなく、連絡先の交換も個人の自由となります。

ガールズバーで働く女の子の仕事は、お客様にお酒を提供して楽しくお話しすることです。

お客様も「若い女の子と楽しくおしゃべりしながら飲みたい」という想いで来店されるので、女の子は見た目が良いに越したことはないですが、それよりも話題の提供や場を盛り上げる努力を第一に考えましょう。

また、ガールズバーで平均以上に稼ごうと考えるなら、都市部の繁華街など人がたくさん集まる場所で、バックの種類が多く還元率が高いお店をおすすめします。

ただし、稼げるということは、それなりに忙しく大変なことも多いです。

多くのお店はお給料が現金手渡しなので、頑張って働いた分その実感が得られやすいですよ！

ここからは、ガールズバーについてのよくある質問に詳しく答えていきますので、さらに理解を深めてくださいね。

顔のレベルが高くないと働けない？

ガールズバーで働くうえで、見た目が良いことは必須条件ではありません！

容姿が整っていることはもちろんプラス要素になり、悪いよりは良い方が喜ばれるのは確かでしょう。

しかし、ガールズバーはキャバクラなどとは違い、カウンター越しで接客をするので「会話」ありきのお店です。

そのため、ガールズバーに来るお客様は、見た目より話していて楽しいかどうかを重視します。

逆に、いくら美人でもお高くとまっていたり、会話が弾まない女の子は人気が出ることはありません。

見た目を気にするより、会話でお客様を楽しませられるような努力が必要！

常に笑顔での接客を心掛け、愛嬌のある振る舞いをするだけでも、お客様からは可愛くみえるものですよ。

お客さんと連絡先交換はある？

ガールズバーにおいて、基本的にはお客様との連絡先交換は個人の自由としているお店が多いです。

ただ、トラブルの原因になりかねないため、お店によっては連絡先の交換をNGにしているところもあります。

お店側が連絡先交換を禁止している場合、女の子がお客様と個人でやり取りしていることがバレたら、罰金などの罰則があったりもするので注意が必要です。

また、逆に連絡先交換を必須としているお店もあります。

このようなお店は、女の子がお客様に直接来店を促すよう営業を掛けることを目的としているため、働く女の子にノルマが課せられている場合が多いです。

連絡先を交換してたくさんお客様を呼べれば、指名バックやドリンクバックなどで稼ぐことができますが、一方で営業時間以外でも連絡を取らなければいけないというストレスもあります。

連絡先を交換して収入が増えるのは嬉しいことですが、仕事以外でお客様とやり取りするのが苦痛な人もいますよね。

プライベートと仕事を完全に分けたい人は、連絡先を交換しなくてもいいお店を選ぶといいですよ！

給料は手渡しで現金でもらえる？

ガールズバーで働いたお給料は、現金を手渡しでもらえるお店がほとんどで、給与明細も一緒に渡してくれます。

さらに、ガールズバーのお給料は、一般的な仕事と同じように月一のお給料日に支払われますが、支払いが手渡しのお店は週払いや日払いにも対応してくれる場合が多いです。

お給料を現金手渡しでもらえることの魅力は、なんといっても頑張って働いた実感が得られることですよね。

ただし、お金が入ったからといってすぐに使ってしまっては、あっという間になくなってしまいます。

自分へのご褒美にちょっと贅沢するくらいはいいですが、やりたいことや目標がある場合は、必要なお金はしっかり分けておきましょう。

ガールズバーとキャバクラやラウンジの違いは？

異なる点	ガールズバー	キャバクラ・ラウンジ・クラブ
営業形態	飲食業	風俗営業
営業時間	深夜営業可 （朝5時頃までOK）	深夜営業不可 （深夜0時以降はNG）
接客方法	カウンター越し	隣に座る
指名制度	なし	あり
客単価	安い	高い
平均時給	2,000円前後	5,000円～6,000円以上

ガールズバーとキャバクラやラウンジの大きな違いは、風営法における風俗営業許可を取得しているかどうかです。

キャバクラやラウンジ、クラブなどで行われる、お客様の隣での接客・指名・同伴・アフターなど「接待」と呼ばれる業務は、風俗営業の許可を受けている店舗でのみ可能な接客方法となっています。

しかし、ガールズバーは飲食店に分類されるため、お客様の隣に座ったり1対1で長時間対話したりする「接待」業務を行った場合は違法となり、摘発の対象となる可能性があります。

ガールズバーもキャバクラも水商売としてひとくくりにされがちですが、こうしてみると結構大きな違いがあることがわかりますね。

働く目的やお店を選ぶ基準は、人によって様々です。

なにか目標がある場合は、いつまでにどのくらい稼ぎたいのかを明確にし、自分に合った働き方ができるお店を見つけましょう。

時給3000円や4000円も可能？

ガールズバーの平均時給は2,000円前後とされていますが、これはあくまでも平均であり、それ以上に稼げるお店も存在します。

ガールズバーのなかでも上記のようなお店の場合は、基本時給が3,000円を超えることも多いです。

さらにお客様が多い繁盛店では、高時給に加えてバックでの稼ぎも大幅に増える可能性が高いため、バック込みで1時間あたり4,000円近く稼げる場合もあります。

ガールズバーには人気店などで高収入を狙えるお店もあるので、高い時給を掲げているお店がすべて怪しいというわけではありません。

「時給が高い理由」をちゃんと知っておけば、安心して稼ぐことができますよ。

ガルバで働く時に知っておいたほうがいい暗黙のルールはある？

水商売には、経験している人なら当然のように身に付いていることでも、はじめての人には馴染みがないルールやマナーが存在します。

知らないからといってルールに反した行いをしてしまうと、思わぬトラブルになりかねないので、これから夜の世界で働こうと考えている人はしっかり覚えておきましょう。

上記はガールズバーだけではなく、他の水商売全般にいえることです。

接客という仕事をする上で、お客様や一緒に働く人のことを考えてみれば、当たり前のことばかりですよね。

また、テーブルマナーや基本的な接客方法などは、入店時に店長や先輩キャストたちが教えてくれるので、しっかり聞いて対応できるようにしておきましょう。

慣れるまではぎこちないかもしれませんが、笑顔を絶やさず前向きな姿勢でいれば、お店もお客様も温かく見守ってくれるはずです！